先日、LPガス販売店の方から来月のガス料金から原料費調整制度を導入するという連絡がありました。原料費調整制度とは何ですか?

原料費調整制度とは、原料(原油、LPガス、LNG、石炭など)や為替の変動に対して、ある一定期間毎に料金を調整する制度で、電力、都市ガス会社等が採用しているものです。

調整期間は、電力10社と大手都市ガス4社(東京・東邦・大阪・西部ガス)が3ヶ月毎、中小都市ガスと簡易ガス(LPガスを原料とする70戸以上のミニ都市ガス)が6ヶ月毎となっており、「基本料金+従量料金+原料費調整」として料金を調整しています。

LPガスの場合は、現在「基本料金+従量料金」の二部制料金が一般的ですが、最近LPガスの輸入価格のアップダウンが激しいことから、LPガス料金にもこの原料費調整制度を導入するお店が出始めています。調整期間は、1ヶ月或いは2~3ヶ月毎など様々です。