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LPガスQ&A【LPガスの保安】

Q1 一般家庭のLPガスの保安管理はどこまでがガス販売店に、どこまでが消費者にまかされていますか?
Q2 カセットコンロ用のボンベはどう処分すればいいですか?
Q3 今住んでいる家は、建ってから50年以上。ガス管も古くなると危険と聞いていますが、取り替えた方がいいですか?
Q4 ガス漏れ警報器が鳴ったり、ガスの臭いを感じた時の措置を教えてください。
Q5 LPガスの保安はどのようになっているのですか?
Q6 電話回線を利用したLPガス集中監視システムについて教えてください。
Q7 先日、LPガス販売店が小型湯沸器の点検に来て、不完全燃焼防止装置が付いていないので交換してほしいと言われました。小型湯沸器は故障もなく、まだ使えるのになぜ交換する必要があるのですか?
Q8 LPガスを安全に使うための注意点について、教えて下さい。
Q9 先日、LPガス販売店から小型湯沸器のゴム管は金属フレキにしなければならなくなったので、交換してほしいと言ってきました。ゴム管でも安全と思うが?
Q10 ガス漏れ警報器の設置義務について、教えて下さい。
Q11 ガス使用時にガス漏れがないにもかかわらず、時々ガスの臭いがすることがあります。大丈夫でしょうか?
Q12 4年前に家を建てましたが、先日「LPガス設備調査点検のお知らせ」がポストに入っていました。受けなければならないのですか?
Q13 先日、家のポストにLPガスの安全パンプレットが投函してありました。これはなんでしょうか?
Q14 一酸化炭素(CO)中毒とその事故実態について、教えて下さい。
Q15 ガス漏れ警報器の使用期限について、教えてください。
Q16 LPガスは災害に強いと聞きましたが、どういうことですか?
Q17 先日LPガス販売店の方が来て、コックはヒューズガス栓だから安心ですといわれました。ヒューズガス栓とは何ですか?
Q18 最近、火災警報器の設置が義務付けされたと聞きましたが、その内容を教えてください。
Q19 LPガス販売店の方から、三つ又は禁止されていますと言われました。どうして使えないのですか?
Q20 最近、北海道・北見市でCO(一酸化炭素)を含んだ都市ガスが漏れ、3名死亡・負傷者11名という大惨事が発生しました。LPガスは大丈夫でしょうか?
Q21 CO(一酸化炭素)警報器について教えてください。
Q22 ガス機器使用時における吸排気や換気のポイントについて教えてください。
Q23 屋外のLPガス容器のすぐそばにガス機器(ガス給湯器、ガスふろ釜等)が設置されています。危険はないのでしょうか?
Q24 夏季、屋外にあるLPガス容器は非常に高温になると思いますが、危険はないのでしょうか?
Q25 LPガス供給設備の地震対策について、教えてください。
Q26 一般消費者に設置されているマイコンガスメータの機能について、教えてください。
Q27 マイコンガスメータが遮断した場合の復帰方法について、教えてください。
Q28 先般、新聞でLPガスを質量で購入した消費者の爆発死亡事故が出ていました。LPガスはガスメータでなく、質量でも購入できるのですか?
Q29 先日LPガス販売店の方が来て、このガス機器は安全装置が付いていないため交換が必要といわれました。特に使用上支障がないのに交換しなければならないのですか、また、法的な強制力はあるのですか?
Q30 家庭用の消火器について教えてください。
Q31 屋外のLPガス容器が不安定で大変危険な状態です。設置基準はないのでしょうか?
Q32 LPガス用ゴム管が使用できるケースと交換時期ついて、教えてください。

Q1 一般家庭のLPガスの保安管理はどこまでがガス販売店に、どこまでが消費者にまかされていますか?
A1 ガス容器や調整器、供給管、マイコンメーターなどの供給設備は、販売店に維持管理責任があります。一方、ガスレンジや冷暖房機器、風呂釜などのガス消費設備については、消費者の皆様に管理をお願いしています。
保安管理
Q2 カセットコンロ用のボンベはどう処分すればいいですか?
A2 処分処分するときは必ず、中身を使い切ってからお住まいの自治体が指定する方法で分別 して捨ててください。針状のガス抜き器具も市販されていますが、台所などの屋内で使用すると大変危険です。中身が残ったガスボンベはメーカーに処分方法を相談してください。メーカーがわからないときは
(社)日本ガス石油機器工業会(03-3253-6101)に相談を。
Q3 今住んでいる家は、建ってから50年以上。ガス管も古くなると危険と聞いていますが、取り替えた方がいいですか?
A3 ガス管亜鉛メッキ鋼管でできた古いガス管は、地中で腐食するとガス漏れなどの危険があります。ガス会社に検査してもらって「取り替え時」と言われたら、ポリエチレン覆膜鋼管や硬質塩化ビニル皮膜鋼管の腐食に強いガス管に取替えることをおすすめします。ちなみに敷地内の交換はお客様の自己負担になります。
Q4 ガス漏れ警報器が鳴ったり、ガスの臭いを感じた時の措置を教えてください。
A4 措置LPガスは空気の約1.5倍の重さがあり、漏れると低いところや物かげにたまる恐れがあります。したがって、まず元栓、器具栓を閉め、屋内の火を全て消し、扉や窓を十分開いて風通しをよくしてホウキなどでガスを履き出しましょう。
この際、着火源となる換気扇、電灯等のスイッチは絶対に手を触れないでください。
これでも臭う場合は、ガス販売店に至急連絡し、点検を受けるまでガスは使わないようにしましょう。通報のポイントは、お名前、ご住所、その場の状況などです。  
Q5 LPガスの保安はどのようになっているのですか?
A5 保安消費者宅におけるLPガスの保安を万全なものにするために、液化石油ガス法の中でLPガスの保安業務が明確に決められています。この業務は、LPガスの保安機関として認定を受けたガス販売店か、ガス販売店の委託を受けた認定保安機関が行います。

保安業務の内容としては、

1. 供給開始時点検・調査
LPガスの供給を開始するとき行う設備の点検・調査
2. 容器交換時等供給設備点検
ガス容器の交換時等に行う供給設備の外観点検
3. 定期供給設備点検
4年に1回以上(地下室等は1年に1回以上)行う供給設備の点検(ガス漏れ試験など)
4. 定期消費設備調査
4年に1回以上(地下室等は1年に1回以上)行う消費設備の調査(消費者側配管・ガス器具・給排気設備など)
5. 周知
2年に1回以上、LPガスの使用上の注意などを記載したパンフレット(周知文書)を配布する啓蒙活動
6. 緊急時対応
ガス漏れ等の連絡を受け、消費者宅に迅速に出動して適切な措置を行う業務
7. 緊急時連絡
災害の発生などの連絡に対して迅速に措置する業務(出動を伴わないもの)
Q6 電話回線を利用したLPガス集中監視システムについて教えてください。
A6 消費者宅のマイコンメータと集中監視センターを電話回線で結び、24時間体制で消費者宅の異常を監視する保安システムです。 マイコンメータが異常を感知したり、ガスを遮断したりすると、すぐに集中監視センターに情報が入り、消費者宅に電話で状況を確認します。 また、必要に応じLPガス販売店や保安機関が出動し、適切な措置をとります。

弊社でも集中監視システムを取り扱っております。

集中監視システム
Q7 先日、LPガス販売店が小型湯沸器の点検に来て、不完全燃焼防止装置が付いていないので交換してほしいと言われました。小型湯沸器は故障もなく、まだ使えるのになぜ交換する必要があるのですか?
A7 不完全燃焼古い器具や不具合の器具を使用していると、ガスの不完全燃焼により一酸化炭素が発生し、一酸化炭素(CO)中毒事故になる恐れがあります。現に毎年何人かこの事故で死亡しています。このため、LPガス業界では経済産業省の指導のもとに一酸化炭素(CO)中毒事故防止のため古い器具や不完全燃焼防止装置の付いていない器具をお使いの消費者を中心に燃焼器具の交換運動を実施しており、たぶんこのために言ったのだと思います。法的な強制力はありませんが、是非ご協力ください。
Q8 LPガスを安全に使うための注意点について、教えて下さい。
A8 LPガスの事故は、毎年100件前後発生(都市ガスより若干少ない)していますが、その内訳をみると消費者に起因するもの(消費者の器具の誤操作等不注意によるもの、消費者の不注意もあるが販売店の保守サービスにも問題があったもの)が、約40%程度を占めています。そこで、消費者の皆様に守っていただきたいLPガス使用上の注意点を列挙してみます。
火が着いたかどうか、必ず目で確かめてください。
換気には、十分気をつけてください。
ガスの炎は、いつも青い炎の状態でご使用ください。赤っぽい炎は不完全燃焼しているので危険です。
ガス栓は前開で使用し、外出・就寝時には必ず閉めてください。
ゴム管はときどき点検し、2〜3年を目安に取り替えましょう。
調理中(ガスコンロを使用中)は、“離れない”が基本です。
ガス漏れ警報器・CO警報器の電源プラグは、絶対に抜かないでください。
ガスコンロなどの目詰まりは、ときどき器具ブラシなどで掃除してください。
新しいガス器具を使用の際は、LPガス専用の器具であることを確認してください。
なお、ガスが漏れたときの措置については,Q4に掲載しましたのでご参照ください。
目で確認掃除
Q9 先日、LPガス販売店から小型湯沸器のゴム管は金属フレキにしなければならなくなったので、交換してほしいと言ってきました。 ゴム管でも安全と思うが?
A9 液化石油ガス法が改正となり、現在小型湯沸器などの固定式燃焼器具は金属フレキ管等との接続が義務付けられています。 従ってゴム管は使用できませんので、交換してください。
Q10 ガス漏れ警報器の設置義務について、教えて下さい。
A10 警報器 ガス漏れ警報器は、LPガス法、ガス(都市ガス)事業法、消防法及び建築基準法の中でガスの種類により、 次の施設建築物に設置が義務付けられています。
LPガスにおいて設置が義務付けられている施設建築物は、 (1)地下街と特定用途建築物の地下室等、 (2)小規模な地下室、 (3)共同住宅(3世帯以上アパート、マンション等)、 (4)特定の業務用施設(料理飲食店等)となっています。
  ただ、一般住宅や設置義務施設以外の業務用施設も出来る限り設置するよう推奨しています。
Q11 ガス使用時にガス漏れがないにもかかわらず、時々ガスの臭いがすることがあります。大丈夫でしょうか?
A11 臭い LPガス販売店に連絡をとって点検をお願いし、異常があった場合は早急に修理してもらってください。
  ただ、LPガスはもともと無色・無臭ですが、ガスが漏れたとき判るよう着臭剤を混ぜて臭いをつけてあります。 各家庭に設置されている容器は、LPガス充填所で定期的に充填を繰り返して使用されており、 この充填を繰り返していると稀にこの臭いの成分だけが、容器の底に溜まることがあります。 その結果、LPガスの残量が少なくなるとガス使用時にこれが臭うことがあります。 このような場合には、容器を交換することにより問題が解決されます。
Q12 4年前に家を建てましたが、先日「LPガス設備調査点検のお知らせ」がポストに入っていました。受けなければならないのですか?
A12 消費者宅のLPガス設備の調査点検については、液化石油ガス法という法律により原則4年に1回以上行うことが義務付けられています。常日頃、安全にお使いいただくためにも是非ご協力ください。
Q13 先日、家のポストにLPガスの安全パンプレットが投函してありました。これはなんでしょうか?
A13 パンフレットLPガスの販売店には、現在法律(液化石油ガス法)により、周知という保安活動が義務付けられています。この活動は、LPガスによる事故をなくすため、販売店が2年に1回以上の頻度(安全装置が付いていない燃焼器具がある消費者には1年に1回以上の頻度)で一般消費者宅を訪問。安全パンフレットを配布して保安啓蒙を行うというものです。
もし、このような安全パンフレットが投函してありましたら、家族全員で見るよう心がけましょう。
Q14 一酸化炭素(CO)中毒とその事故実態について、教えて下さい。
A14 中毒 室内の空気を利用して燃焼させる燃焼器の場合、給排気を十分行わないと燃焼に必要な空気中の酸素が不足して不完全燃焼が起こり、一酸化炭素(CO)中毒に至るケースがあります。
そもそも一酸化炭素は、無色、無味、無臭の気体ですが、血液中の酸素の搬体であるヘモグロビンとの結合力が強いため、これを呼吸すると血液の酸素の運搬能力を著しく損ない、この中毒症状を引き起こすといわれています。症状は、一酸化炭素の空気中濃度、 吸入時間によって大きく左右されますが、重い場合は死に至ります。
LPガス世帯では、毎年この一酸化炭素中毒事故が10件程度(酸欠事故含む)起きており、2〜4人の死亡者が出ていますので、不完全燃焼防止装置付ガス器具を用いるか、給排気には十分注意しましょう。
CO濃度とCO中毒の症状
雰囲気空気
(O2濃度21%)
中における
CO濃度(%)
吸入時間と中毒症状
0.02 25分〜1時間で軽い頭痛、1時間で頭痛・側頭部の脈動
0.03 15〜40分間で軽い頭痛、40分で頭痛・側頭部の脈動
0.06 5〜15分間で軽い頭痛、15〜25分間で頭痛・側頭部の脈動
25〜40分間で、強い頭痛・吐気、40分で激しい頭痛・嘔吐・失神
0.09 10〜15分間で頭痛、15〜25分間で強い頭痛・めまい・吐気
25〜45分間で、激しい頭痛・失神・嘔吐、45分で失神・けいれん、昏睡
0.12 10〜20分間で強い頭痛・吐気、20〜30分間で激しい頭痛・嘔吐・失神
30〜50分間で失神・けいれん・昏睡、50分でけいれんを伴う昏睡
0.15 10〜15分間で激しい頭痛・失神、15〜25分間で失神・けいれん・昏睡
25〜50分間でけいれんを伴う昏睡、40分で呼吸不全そして死亡
0.18 5〜10分間で激しい頭痛・失神、10〜20分で失神・けいれん・昏睡
20〜40分間でけいれんを伴う昏睡、40分で呼吸不全そして死亡
0.5 4〜5分間で失神・けいれん・昏睡、5〜6分間でけいれんを伴う昏睡
6〜7分間で呼吸不全そして死亡、7分で急速な死亡
Q15 ガス漏れ警報器の使用期限について、教えてください。
A15 警報器ガス漏れ警報器の使用期限は、法律では決められていません。しかし、製造メーカーが自主基準として出荷段階で5年間を取り替え期限としたシールを貼っています。
5年を超えると精度が低下し故障することもありますので、5年毎に新品と取り替えてください。
ガス漏れ警報器のレンタル(リース)を受け、5年の取り替え期限を過ぎている場合は、LPガス販売店に連絡し交換をお願いしてください。
Q16 LPガスは災害に強いと聞きましたが、どういうことですか?
A16 地震等の災害が発生すると、電気・ガス・水道等のライフラインは、その復旧まで相当時間がかかります。
LPガスは、平成7年の阪神・淡路大震災や平成16年の新潟県中越地震の際にも、供給の途絶えは少なく、他のエネルギーに比べいち早く完全復旧を果たしました。
また、LPガスは避難所の設置とその施設での利用も素早くできたことから、災害に強いエネルギーといわれているのです。
復旧
Q17 先日LPガス販売店の方が来て、コックはヒューズガス栓だから安心ですといわれました。ヒューズガス栓とは何ですか?
A17 ヒューズボールヒューズガス栓とは、ガスを止める一般的なガス栓(コック)の中に、ボール(玉)が入っている構造のものです。通常のガスの流れでは、このボールは動きませんが、ホースが外れるなどガスが大量に流れると、このボールが動いて流出口を塞ぎ、自動的にガスを止めます。現在各家庭のガス栓のほとんどは、このヒューズガス栓となっています。
Q18 最近、火災警報器の設置が義務付けされたと聞きましたが、その内容を教えてください。
A18 平成16年5月、消防法の一部を改正する法律案が可決・成立し、全ての戸建て住宅や共同住宅に住宅用火災警報器等の設置が義務付けられました。今回の改正では、新築住宅については既に平成18年6月から義務付けとなり、既存住宅については各市町村条例により平成20年6月1日から23年6月1日の間で設置義務期日が決められています。(例えば東京都では既存住宅の場合、平成22年4月1日からの義務付けです。詳しくは現在お住まいの各市町村にお問い合わせください。)
住宅用火災警報器とは、住宅における火災の発生を早期に感知し、警報音や音声で知らせる警報設備です。その機種としては、煙を感知する煙式と熱を感知する熱式とがあり、電源も電池を使うタイプと100V電源を使うタイプとがあります。
設置場所は、住宅火災の現状や設置効果等を考慮し、寝室、台所、階段の3箇所となっています。(3階建て以上及び1階に7m2以上の居室が5以上ある階の設置基準は別途あり)
価格は、数千円から1万数千円まで様々ですが、最近悪質な訪問販売も出ていますので、くれぐれもご注意ください。
設置場所
Q19 LPガス販売店の方から、三つ又は禁止されていますと言われました。どうして使えないのですか?
A19 三つ又は、図のように1方向から入ったガスを簡単に2方向に流すもので、接続はいずれもゴムホースです。ホースバンドで締めるもの、閉止弁が付いたもの等がありますが、誤開放・誤接続等による事故が多いことから、現在使用が禁止されました。
三つ又
Q20 最近、北海道・北見市でCO(一酸化炭素)を含んだ都市ガスが漏れ、3名死亡・負傷者11名という大惨事が発生しました。LPガスは大丈夫でしょうか?
A20 ガス漏れ 都市ガスの原料は、メタンを主成分とする天然ガスがほとんどです。しかし、一部の地域では、いまだ石油系燃料を触媒を用いて化学反応させ、COを含んだ組成の都市ガスを供給しています。今回の事故は、このCOを含んだ都市ガスが漏れて起こったものです。(一般的な空気不足によるCO中毒事故ではありません)
家庭用のLPガスについては、液化石油ガス法という法律で品質が規定(プロパン、ブタンを主成分とする炭化水素)されていますので、COは一切含んでいません。安心してご使用ください。
Q21 CO(一酸化炭素)警報器について教えてください。
A21 近年、住宅構造の機密性が向上したことから、ガス器具の換気不足によるCO中毒事故が発生、大きな社会問題となっています。
このCO中毒事故を防ぐには、不完全燃焼警報器いわゆるCO警報器の普及が有効であることから、最近各メーカーからCO警報器が発売されています。
CO警報器の特徴は、センサーがCOとH2(水素)を同時に検知することです。これはLPガスが不完全燃焼した場合、COが発生する際にはH2も発生すること、また、発生比率がCO:H2=2:1であることが確認されているからです。現在市販されているものは、CO濃度が50ppmを超え250ppm以下で換気注意報を発すること、150ppmを超え550ppm以下で警報音及び信号を即発することとなっています。設置位置については、COが空気よりやや軽く上にいくことから、燃焼器バーナーの中心から水平距離4m以内、天井から下方30cm以内とされています。
CO警報器の価格は、検知部と警報部が一体となっている一体型が1万円程度で、中には複合型としてガス漏れ警報器、火災警報器とセットになっているものもあります。
この機器は、平成6年高圧ガス保安協会の自主検定制度が適用されているため、検査合格品には合格証が貼付されています。
CO警報器設置図CO警報器
Q22 ガス機器使用時における給排気や換気のポイントについて教えてください。
A22 ガス機器は、給排気設備に不備があったり、空気(酸素)が不足すると、CO中毒事故に至るケースがありますので、次の点に注意し正しく使用しましょう。

開放式ストーブやファンヒーターを使用する場合は、1時間に1〜2回窓を開けて換気しましょう。
ガス機器の使い方1

ガス機器の使い方2
小型湯沸器を使用する場合は、換気扇を回すか窓を開けて換気しましょう。また、湯沸器によるお風呂のお湯張りやシャワーなどの長時間使用は大変危険ですので、注意しましょう。
屋外から給排気するバランス式ふろがま、FF式ストーブを使用する場合は、給排気筒が屋外に出ているか、外れていないか、排気口が塞がっていないかチェックしましょう。
屋内に排気筒があるCF式ふろがまを使用する場合は、排気筒からの逆流はないか、排気筒の先端は屋外に出ているか、鳥の巣が排気を妨げていないか、吸気口が塞がっていないかチェックしましょう。
屋内に排気筒のあるCF式ふろがまと台所や脱衣場の換気扇を同時に使用すると、排気筒から排気ガスが室内に入り大変危険となりますので、注意しましょう。

なお、ガスが漏れたときの措置については,Q4に掲載しましたのでご参照ください。
Q23 屋外のLPガス容器のすぐそばにガス機器(ガス給湯器、ガスふろ釜等)が設置されています。危険はないのでしょうか?
A23 LPガスの貯蔵量が1,000kg未満の場合、液化石油ガス法という法律により、LPガス容器は火気(ガス機器など)から2m超離すことが決められています。
もしLPガス容器が2m以内にある場合は、容器設置場所を移動するか、或いは容器と火気との間に火気をさえぎる措置(不燃性の隔壁の設置等)を講じなくてはなりませんので、LPガス販売店にご連絡ください。ただし、1kgや2kgのLPガス容器は対象外です。
Q24 夏季、屋外にあるLPガス容器は非常に高温になると思いますが、危険はないのでしょうか?
A24 屋外のLPガス容器は、液化石油ガス法という法律により40℃以下の風通しの良いところに設置することが決められています。したがって、直射日光を避けた日陰に設置されているのが一般的です。また、LPガス容器のバルブにはスプリング式安全弁が内蔵されていますので、もし容器内のガス圧力が異常に上昇した場合、この安全弁が自動的に作動(1.92Mpa以下)しガスを放出、圧力を下げるようになっています。(圧力が下がると自動的に止まる仕組み)
このため、温度が上昇しても破裂する心配はありませんので、安心してご使用ください。
安全弁
Q25 LPガス供給設備の地震対策について、教えてください。
A25 LP ガス供給設備の地震対策については、液化石油ガス法という法律の中で、「LPガス容器等には転落・転倒等による衝撃及びバルブ等の損傷を防止する措置を講じること」と規定され、容器は水平な台に設置し、かつ鉄鎖・ロープ等により容器を家屋その他の構築物に固定することになっています。もし、設置容器がこのようになっていない場合は、お取引のLPガス販売店にご相談ください。
また、現在お消費者宅に設置されているガスメータ(マイコンメータ)には、震度5以上でガスを遮断する感震器が内臓されていますので、安心してお使いください。
Q26 一般消費者に設置されているマイコンガスメータの機能について、教えてください。
A26 マイコンメーター 一般消費者には、液化石油ガス法という法律により、現在マイコンガスメータの設置が義務付けられています。
このガスメータは、ガスの流量をカウントする他に、LPガスによる事故を未然に防止するための様々な機能(異常判断プログラム)が搭載されています。
ですから安心してお使いいただけるのです。


合計流量オーバー
遮断機能
消費先の保有ガス器具の合計消費量を越えてガスが多量に流れた場合、異常と判断し遮断する機能。
増加流量オーバー
遮断機能
ガスメータを流れるガスの流量が増加した時に、その増加流量が消費量最大のガス器具の消費量に比べて異常に大きい場合、異常と判断し遮断する機能。
継続使用時間
オーバー遮断機能
ガスの流量に変動がない状態で、ガス器具が使用され続け、ガスの使用時間がそのガス器具のガス消費量に応じて定められ時間を越えた場合、異常と判断し遮断する機能。
微少漏えい表示
機能
微少流量のガスが定められた期間を超えて流れ続けた場合、微少漏えいの表示を行う機能。
復帰安全機能 遮断後、手動により復帰操作を行った後、ガス栓や器具等の閉め忘れなどメータ下流にガス漏れがないかどうかをマイコンが1分間(または2分間)チェックし、ガス漏れがあった場合には再びガスを遮断する機能。
電池電圧低下遮断
機能
ガスメータの電源として用いているリチウム電池の電圧が規定値以下に低下した場合に警告表示し、その後一定期間経過後ガスを遮断する機能。
その他機能 感震器(震度5以上)作動遮断、テスト遮断、遮断異常警告、圧力監視機能、セキュリティー表示など。
Q27 マイコンガスメータが遮断した場合の復帰方法について、教えてください。
A27 マイコンガスメータが遮断したということは、前問でご説明した何らかの現象が発生したためです。このような場合は、次の手順でガスメータの復帰操作を行ってください。

まず、屋内の燃焼器を止め、ガス栓・器具栓を閉めます。 マイコンガスメーター復帰
次に、屋外のマイコンガスメータの復帰ボタンを押して、すぐに離します。 (ボタンにキャップがあるタイプもあります)
その状態で1〜2分間待ちます。
これはガスが漏れていないかマイコンガスメータが安全確認しているためです。
異常がなければ、赤いランプ(または液晶)の点滅が消えます。これでガスを通常通り使用することができます。
Q28 先般、新聞でLPガスを質量で購入した消費者の爆発死亡事故が出ていました。LPガスはガスメータでなく、質量でも購入できるのですか?
A28 LPガスの販売方法は、液化石油ガス法という法律により、ガスメータを通過した量(体積)で販売することが決められています。しかし、特例として次のような場合は、容器に入っている量(質量)で販売することも可としています。

(1) 屋外において移動して消費する場合(屋台、イベント、お祭等)
(2) 内容積が20リットル以下の容器により消費する場合
・ 調整器が接続された内容積8リットル以下の容器(2kg容器等)を移動して消費する場合(料理飲食店、宴会場等)
・ 20リットル以下の容器(8kg容器等)を配管に接続して消費する場合(工事事務所等)
(3) 容器を外すとガスが止まるカップリング付容器弁を有する内容積25リットル以下の容器(10kg容器等)で消費する場合
(4) 高圧ガス保安法の適用を受ける販売と不可分な消費の場合(工業用消費と一体等)
(5) 災害救助法により供与された救急仮設住宅で消費する場合 など。

今回の爆発死亡事故は、消費者がこれに違反して20kg容器を屋内に持ち込み、燃焼器未接続のガス管、あるいはガス管の亀裂からガスが漏洩して何らかの要因で着火したか、自殺によるものと推定されています。いずれにしても、LPガスを質量で購入し消費する場合は危険が伴いますので、極力しない方がいいでしょう。
Q29 先日LPガス販売店の方が来て、このガス機器は安全装置が付いていないため交換が必要といわれました。特に使用上支障がないのに交換しなければならないのですか、また、法的な強制力はあるのですか?
A29 不完全燃焼防止装置最近のガス機器には、事故を未然に防ぐ不完全燃焼防止装置が付いています。しかし、消費先にはこの装置が付いていないガス機器がまだ多数あり、CO中毒事故の原因ともなっています。 このような背景から、LPガス販売業界では平成15年から不完全燃焼防止装置の付いていないガス湯沸器、風呂釜及び不具合の排気筒の交換運動を全国的に行っています。 法的な強制力はありませんが、昨年の3月末の調査結果によると、まだ全国で36万台が未交換といわれていますので、安全のため是非交換にご協力ください。
Q30 家庭用の消火器について教えてください。
A30 消火器とは、初期の火災を消すための可搬式又は半固定式の消防用設備です。火災には、燃焼する可燃物の種類によって普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)がありますので、消火器も消火薬剤や薬剤の放射方式などにより様々なものが市販されています。
家庭用の消火器については、色々な火災が想定されるため、ABC火災のどれにも対応できるガス加圧式の粉末消火器(燐酸アンモニウムを主成分とするもの)が一般的ですが、大きなものは蓄圧式の強化液消火器が使用されています。消火器の大きさと目安は、次の通りですが、なるべく薬剤量の多いものを備えることが必要でしょう。
最近、この消火器には高額を請求する悪質な訪問点検業者が横行していますので、くれぐれもご注意ください。

種別表消火器
Q31 屋外のLPガス容器が不安定で大変危険な状態です。設置基準はないのでしょうか?
A31 屋外に設置されているLPガス充填量10kg以上の容器は、液化石油ガス法という法律により、水平な台の上に設置し、かつ、鉄鎖やロープ等で家屋その他の構築物に固定し、地震等に際して転倒しないようにすることが規定されています。
もし、お客様宅の設置容器が(1)土の上に直に置いてある、(2)水平な台の上でなくグラグラしている、(3)鉄鎖等で固定されていない、(4)鉄鎖等は掛けてあるが弛んでいる等の場合には、LPガス販売店に連絡し、改善をお願いしてください。

LPガス容器設置1LPガス容器設置2
Q32 LPガス用ゴム管が使用できるケースと交換時期ついて、教えてください。
A32 LPガス用ゴム管は、ホースエンド型のヒューズガス栓(過流出安全機構付ホースガス栓)とガステーブルコンロ、ガス炊飯器、ガスストーブなどの移動式ガス器具の接続の場合のみ、ホースバンドを付けて使用することができます。
ガス瞬間湯沸器やCF式ガス風呂釜などの固定式ガス器具との接続はできませんので、くれぐれもご注意ください。
なお、LPガス用ゴム管の表面にヒビが出たり、油が付着した場合(鼠がゴム管を噛みガス漏れすることがある)は、交換時期と考えられますので、すみやかな交換をお勧めします。

ゴム管設置1ゴム管設置2