LPガスの税金について、教えてください。
LPガスには現在、輸入から消費までに様々な税金が課されています。
まず、輸入LPガス(供給の約8割)には石油石炭税が1トン当たり1,080円課せられています。ただ、製油所で生産されるLPガス(供給の約2割)は、原料である原油に石油石炭税が1KL当たり2,040円課せられていますので、生産品としてのLPガスは非課税です。
次に自動車用途に使用するLPガス(オートガス)には、石油ガス税が課せられています。具体的には、タクシー・トラック等の商用車、自家用車、ナンバープレートを持たない工場等のフォークリフト等に使用するLPガスが対象で、現在税率は1KG当たり17円50銭(1L当たり9円80銭)となっています。
この石油石炭税、石油ガス税を合わせてLPガス業界が負担している税金は、年間約431億円(平成19年度政府予算:石油石炭税約151億円、石油ガス税約280億)にもなります。
また、このほかLPガスの消費流通段階で別途消費税が5%課せられているのはご存知の通りです。
税金の使われ方が社会問題となっている昨今、もっと税金に対して大きな関心を払う必要があるでしょう。